アラサーOLが痔になったお話 バックナンバー
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痔になって2日目。アラサー、肛門科へ行く。
昨日から痛み始めた私のお尻。
少し寝れたものの、朝も痛みで起きました。
痛くて痛くてたまらないので、とにかく一刻も早くなんとかしてもらいたくて、
もはや先生は女性でも男性でもよかったのですが、
ネットで調べて、女性の先生でよさそうな肛門科を発見。
10時から診療開始のところを、少しでも早く診てもらいたくて9:30に着くように向かいました。
・・・が、
痛くて痛くて歩くのも遅く、結局10時少し前に到着。汗だくの状態で病院へ向かいました。
そのときの私は痛さのあまり、もう恥ずかしさとかは吹き飛んでいたのですが、
待合室にいるのは女性ばかりで、年齢層もばらばら。
みんなお尻に悩みを抱えているのかと思うと、勝手に同志のような気持ちになりました。
アラサーOL、ケツを出すw
診察室に入ると、小柄な女性の先生がお出迎え。
「昨日から痛くて眠れない。赤く腫れあがっていてとにかく痛い。」
と、語彙力のない説明でとにかく痛いアピール。
「では見せてください」と言われ、
履いていたスカートを脱ぎ、パンツを下げてベッドに転がります。
痔になって初めて知った「シムスの姿勢」になります。笑
「あ~イボ出ちゃってるわね~」と、先生。
そして先生が、容赦なく肛門に指を突っ込む!!!笑
ただでさえ痛いのに指2本くらいぐりぐり入れてるんじゃないかっていうくらい、
情け容赦なく突っ込みます。
どうやら、先生は飛び出たイボを肛門の中に入れてくれていた模様。
突っ込んでぐりぐりされている間は「い゛い゛~~~!!!!」となんとも情けない声を出していましたが、
先生が突っ込み終わると、痛みが和らいでいました。先生、すごいよ!!!( ;∀;)
最後に座薬を入れて、
「はい、もういいですよ」
と言われスカートを履き直して椅子に戻ると、症状の説明をしてくれました。
先生「あなたは元々いぼ痔が肛門の中にあって、それが今は外に飛び出して嵌頓痔核になってるの。
飛び出して、血の巡りが悪くなっている状態ね。
場所は、ちょうど時計の9時のあたりが腫れてるわね。(絵を書いて説明してくれました)
これはとにかく戻すことが大事だから、なるべく戻してあげてね。」
先生「いぼは、一度出来ると外科手術をしない限りなくならないから、うまく付き合っていかなければならないの。
最近、便通はどう?」
私「下痢と便秘が交互にくるというか・・・下痢のほうが少し回数が多いですかね」
先生「あらーそれはダメね。腸内環境が悪いのがお尻には最悪。腸の環境を整える薬を出すので、毎食後飲んでください。
あと座薬を出すので、朝と夜使って下さい。朝、排便があればその後にね。」
と、薬を処方されました。
処方された薬
・ラックビー
・ネリプロクト坐薬
これで痛みから開放だ!!!!!
と嬉しさいっぱいで病院を出たのですが・・・
痔の痛みはすぐには収まらないものでした。
虫歯の治療だと、最近は病院に行ったらすぐ痛みがなくなるくらい進化していますよね。
そんな勢いで治ると思っていたので、病院に行ったらすぐよくなるかと思っていました。
でも、痔は治るのに時間がかかります。
痛みが完全になくなるまでは1ヶ月くらいかかりました。
死角でケツに手を突っ込むアラサーw
先生が突っ込んでいぼちゃんを戻してくれたときは本当に痛みが和らいだのですが、
歩いたり動いたりしているうちに、腫れ上がって収まらないのですぐに肛門から飛び出してきます。
「ただでさえ痛いいぼちゃんを、痛みを我慢しながら自分で肛門に突っ込んで戻す」
というのが、本当に難しいです。
いぼちゃんを入れないと痛いけど、入れるのも激痛・・・。
30分ごとにトイレに行っては押し戻し、飛び出しては押し戻し・・・
そんなにしょっちゅうトイレにもいけないので、ロッカーや物陰に隠れて押し戻したり、
会議のあとは会議室から最後に出るようにしてこっそり押し戻したり・・・
事情を知らなかったり、痔の辛さを知らない人に見つかったら、
「あの人、パンツに手を突っ込んでる・・・!」と不審者として見られると思います。
でも、それくらい痛いのです。
痛み>>>>>恥ずかしさ です。
唯一意外だったのは、椅子に座ってても立っていても同じくらい痛いので(笑)、
椅子に座っていても我慢できない激痛ではなかったこと。
むしろ、うまく座れれば、プリッと飛び出してくるいぼ(ぷりんちゃんと名付けてみるか)が飛び出さないよう、尻の肉で押さえ込むことができます。笑
そんなこんなで、ぷりんちゃんと生活する痔2日目が過ぎました。